3月18日(日)に行われる明治安田生命J1リーグ、第4節。

その注目カードの一つが、19時からのナイトゲームで開催される名古屋グランパスvs川崎フロンターレだ。

名古屋は昇格組ながらここまで2勝1分と好調。昨シーズンの王者・川崎も同じく2勝1分で来ており、シーズンの行方を占う意味でも見逃せない“無敗対決”だ。

しかも、この2チームといえば、現名古屋・前川崎の風間八宏監督によって授けられたポゼッションサッカーが特徴。「風間ダービー」がどのような結果になるのか、両チームのファンでなくても気になるはずだ。

そこで今回、「ポゼッション」をキーワードに編集部員がそれぞれ印象に残っているチームを選んでもらった。

最初に断っておくと、ペップ・グアルディオラ監督のチームは2つ入っている!

ザッケローニ監督の日本代表

2010~2014年

2010年ワールドカップで16強入りした日本だが、極度に守備的なサッカーでは限界があると、アルベルト・ザッケローニ監督を招き、攻撃的なサッカーを標榜した。

ワールドカップで日本の“王様”となった本田圭佑。大会後、ドイツでセンセーションを起こした香川真司。彼らを軸とした相手に左右されない「自分たちのサッカー」は、「アジアのバルセロナ」(ブルーノ・メツ)とも呼ばれる。

実際、アジアカップを制すると、親善試合では宿敵・韓国を蹴散らし、敵地でフランスを撃破。コンフェデではイタリアと好勝負を演じたことで、蒼きサムライを“台風の目”に推す世界の識者も現れていたほどだ。

しかし現実は厳しく、ブラジルワールドカップは大惨敗。今度はその攻撃的なスタイルが批判の対象となり、ハビエル・アギーレを経て就任したヴァイッド・ハリルホジッチは、現実的なスタイルに回帰することになる(編集部H)。