八橋健一監督(現インテル・アライズ)

「ハーツから退団した4名の中心選手のうち、2名とは連絡を取っていました。

彼らは契約が切れた時点で退団すると決めていましたから、この4名が更新しなかったのは監督だけが理由ではないと思います。

私が監督を務めていた際にも若い選手に欧州からオファーがありましたが、実現不可能な移籍金が要求され、成立しませんでした。

現在のフロントになってからは、国外のクラブから移籍金が支払われる形で利益になるような移籍をした選手は一人もいません。

フロントが移籍を成立させられる状況になっていないのです。内部で足の引っ張り合いがあると思います。誰が移籍金を手に入れるか、権力を誰が握るのか。

それに選手が愛想を尽かしており、監督も辞めたかったのではないでしょうか」

ビッグクラブはどこの国でも雑音が多くなってしまうものだが、内部も泥沼化しているという…。

かつてはスティーヴン・アッピアーやアンソニー・アナン、マハトマ・オトーなど代表選手を輩出してきたハーツであるが、復活まではまだ時間がかかるのかもしれない。

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