『FourFourTwo』は9日、「エメリク・ラポルトのマンチェスター・シティ移籍で、フランス8部リーグのクラブが救われた」と報じた。
今冬のマーケットでアスレティック・ビルバオからマンチェスター・シティに移籍したラポルト。
契約解除条項を満たす5710万ポンド(およそ86.59億円)という額が支払われたと言われており、非常に大きな取引となった。
そして、この取引が行われたことによって、あるクラブが経営破たんの危機を乗り越えられたという。
それは、ラポルトが6歳から11歳まで所属していたアジャンというクラブ。
現在地域リーグ3部に所属している彼らは現在経営危機に陥っており、なんと今季限りで解散する可能性があったというのだ。
しかし、ラポルトの移籍によって「1年で0.25%」のトレーニング費用を受け取る資格が生まれたことで、彼らは57万ポンド(およそ8640万円)を手に入れることになった。
ジャン=クロード・ブルネル(アジャン共同会長)
「運命が我々のドアを叩いた。期待していなかった美しい報酬が我々に影響を与えたよ。
もしこれがなければ、我々はこのシーズンの終わりに解散することを決めていた。運営する資金がなかったからだ」
ラポルトの移籍が半年遅れていたら、一つのクラブが消えることになっていたとは…。大きな移籍金を勝ち取ることは、お世話になった場所を助けることにもなるということだ。