2018年夏以降の国内向け放映権契約を結ぶことが出来ていなかったイタリア・セリエA。

これまで放映してきた『Sky』や『Mediaset』の入札が拒否されたあと、イタリア連盟は新たなメディアを探していた。

そしてついに今回スペインの『Mediapro』と契約することに成功し、その額も年間10億5000万1000ユーロ(およそ1436.2億円)と希望額を僅かに超えた。

『Mediapro』は1994年に設立されたメディア企業で、スペインで『BeIN Sports』のチャンネルを展開している。

これによって、今後イタリアの当局と協議を進めることが可能となり、夏までには取引を確定させられる状況になった。

ところが、そこに『Sky』が異議を申し立てているという。

『Mediapro』は自社で放送を行っている事業者ではないため、彼らには契約を行う権利がないと『Sky』は訴えているとのことなのだ。

イタリアサッカー連盟への要請を行い、『Mediapro』のオファーを受けないよう求めているようだ。

もしここで決まらないようであれば、あと半年で開幕を迎える来季のセリエAに大きなダメージになってしまうが…。

なお、『Mediapro』はこのあとセリエAを放送するために独自のチャンネルを作る予定で、スペインにおける『BeIN Sports』と同じような展開を行うとのこと。

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