先日、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナル間において、アレクシス・サンチェス⇔ヘンリフ・ムヒタリャンという恐るべきトレードがついに実現した。
冬の移籍市場といえば、その動きは夏に比べて控えめなもの。だからこそ、時に驚きに満ちた移籍が執り行われる。
そこで今回は、「驚き」というキーワードで、過去に冬の市場で成立した移籍の中からインパクトのあったものを編集部員に選んでもらった。
フェルナンド・トーレス
2010-11シーズン リヴァプール→チェルシー
2007-08シーズンにアトレティコ・マドリーから加入して以降、「リヴァプール不動のエース」としてアンフィールドに君臨していた彼がそのユニフォームを捨てることが発表されたのは、2010-11シーズンの冬の移籍市場。
そのニュースは、移籍先が同リーグのライバルであるチェルシーということもあり、期限ギリギリの1月31日に衝撃とともに世界中を駆け抜けた。
だが、推定移籍金5000万ポンド(およそ65億円)という大金とともにブルーズの一員となった彼のその後は、その評価に見合ったものではなかった。
デビューから初ゴールに903分間もの時間を要して、クラブワーストの不名誉な記録も樹立。
チャンピオンズリーグ準決勝の対バルセロナ戦でのゴールなど、要所では光り輝くものを見せたが、リヴァプール時代とはかけ離れた姿がそこにはあった
選出者:編集部T