ロベルト・カルロス&イバン・サモラーノ

クラブ:レアル・マドリーとインテル

勝者:レアル・マドリー

チリの点取り屋サモラノは、レアル・マドリーがリーガ・エスパニョーラを制覇するために大きく貢献した。

しかし、ラウール・ゴンサレスの台頭が彼の立場を崩してしまい、ロイ・ホジソン率いるインテルでプレーしていたロベルト・カルロスと交換することになった。

そして、ブラジル出身のレフトバックは世界一のDFとして知られるようになり、サモラノは1+8の背番号で有名になった。

フランチェスコ・ココ&クラレンス・セードルフ

クラブ:ミランとインテル

勝者:ミラン

2002年に行われたミラノのライバル同士によるトレードは、あまりにも大きな明暗が分かれるものになった。

「新しいパオロ・マルディーニ」とまで呼ばれていたフランチェスコ・ココは、ミランからインテルへ。

そしてクラレンス・セードルフはインテルからミランへ。その後彼はチャンピオンズリーグ2回を制覇し、伝説の選手になった。

なお、ココは現在不動産業で働いているという。

アシュリー・コール&ウィリアム・ギャラス+金銭

クラブ:アーセナルとチェルシー

勝者:チェルシー

どちらの選手も、友好的にクラブを去ったことがあまりない。

アーセナルで打診された給与の額に納得することが出来なかったアシュリー・コールは、退団を希望。

その結果、アブラモヴィッチ体制となったチェルシーがウィリアム・ギャラスを提供し、金銭を足したトレードが合意に至った。

コールはチェルシーに欠かせないイングランド屈指のサイドバックとなり、ギャラスは背番号10で話題になった程度だった。

ジャーメイン・デフォー&ボビー・ザモラ+金銭

クラブ:トッテナム&ウェストハム

勝者:トッテナム

どちらにとっても物事がうまく運ぶトレードというのはあまり存在しない。

デフォーはウェストハムで間違いなく才能を見せていたし、たくさんのゴールを決めていた。それはトッテナムに来ても変わらなかった。

ボビー・ザモラはトッテナムで苦しんでいたが、ウェストハムへ行って復活。ブライトン時代ほどではなかったが、才能を見せた。