昨年12月22日に開幕したガルフカップ2017。ペルシャ(アラビア)湾岸地域の8カ国が集まり、地域王者を決める大会だ。

非常に歴史あるコンペティションであり、中東地域では非常に重視されている。敗れれば容赦なく監督の首が飛ばされるほどだ。

そして、この大会に臨んでいる日本ゆかりの人物が、かつての代表監督アルベルト・ザッケローニだ。

昨年10月半ばにUAEの指揮官に就任し、これが初めての公式戦。いきなりの大舞台を迎えることになったのだ。

日本では使用を断念したものの、UAEでは彼の代名詞とも言える3-4-3のシステムを採用。

開幕となったオマーン戦を勝利で終え、続くサウジアラビア、開催国クウェートとはスコアレスドロー。

得点不足に苦しみながらも、1勝2分けの勝点5、1得点0失点で決勝トーナメントに進むことに成功した。

そして決勝トーナメント1回戦は、グループBを首位で勝ち上がってきたイラク代表との対戦。

この試合でもザックUAEは120分を無失点で凌ぐことに成功し、勝負はPK戦へ。

イラクが3人目まで2回を外す一方、UAEはアリ・マブフート、オーマル・アブドゥルラフマン、ハミス・イスマイールと連続成功。

4人目のムハンマド・アル・マンハリがシュートを決めた瞬間、ザッケローニのガルフカップ決勝進出が決定した。

決勝戦は1月5日に行われる予定となっており、対戦カードはオマーンとUAE。グループリーグの第1節と全く同じものとなった。

果たしてザッケローニは就任以来初のトーナメントを優勝で飾ることができるだろうか?

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