5日(火)に行われた2017シーズンのJリーグアウォーズ。
今年から「優勝監督賞」が新設となっており、J1ではセレッソ大阪のユン・ジョンファン監督が、J2では湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督が、J3ではブラウブリッツ秋田の杉山弘一監督が受賞した。
発表後、受賞監督は壇上でそれぞれスピーチを行ったのだが、秋田をJ3優勝に導いた杉山監督は選手やコーチ、サポーターたちに感謝の意思を示した後、意外な相手にもその気持ちを伝えていた。
杉山 弘一(ブラウブリッツ秋田 監督)
「それから我々のJ3最終戦、鳥取での試合の前日に川崎フロンターレさんの逆転優勝をテレビで見ることができました。
僕らにとっては、どんなモチベーション映像よりもリアルに逆転優勝をイメージすることができました。
お礼を言われても困ると思うんですけど、ありがとうございました。
今年の優勝に満足することなく、努力を続けていきたいと思います。
今日は本当にありがとうございました」
J3最終節を、3位という順位で迎えた秋田。
結局1位栃木SC対2位アスルクラロ沼津の試合が1-1で終え、秋田が鳥取に0-3と勝利したことで、秋田の逆転優勝が決定した。
この試合はJ1最終節の翌日に行われたのだが、秋田の選手にとっては川崎フロンターレの大逆転劇が大きな刺激となったようだ。
「お礼を言われても困ると思うんですけど」というコメントにアリーナでは笑いが起きていたが、杉山監督としては感謝してもしきれなかったのだろう。