3日、各地で2017年度J3の最終節が行われた。
首位栃木SCは勝点59、アスルクラロ沼津とブラウブリッツ秋田が勝点58で追う。さらに、この中でJ2昇格のライセンスを持っているのは栃木のみで、沼津と秋田が1~2位になった場合、ザスパクサツ群馬の降格がなくなる。
しかも、クライマックスの対戦カードはアスルクラロ沼津と栃木SCの直接対決。この両者は勝利すれば優勝、引き分ければ秋田に優勝の可能性が出てくる。
多くの者の運命を載せた第32節の戦いは、いきなり動きを見せた。
なんと早くも前半7分に、逆転優勝を狙う沼津が先制!右からのクロスを薗田卓馬がヘッドで押し込み、優勝への大きなステップを踏んだ。
首位決戦は沼津の先制からスタート!
右サイドからのクロスに #薗田卓馬 が頭で合わせて先制ゴール!
明治安田J3第34節 沼津×栃木は #DAZN で配信中#テレビでDAZN@azulclaro1990 pic.twitter.com/Ea0ckHJKLb
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年12月3日
一方、ガイナーレ鳥取と戦う秋田は3点をリードし、沼津と栃木の試合結果を待つ。
しかし78分、首位争い直接対決の試合が動く。波状攻撃からペナルティエリアの右で浮いた栃木MFネイツ・ペチュニクがシュートを決め、1-1の同点になる。
勝ち点1を得ればJ2昇格が決まるこのゲームで栃木が貴重な同点ゴール!!#菅和範 からのラストパスを #ネイツペチュニク がダイレクトで左足を振り抜く。
シュートはそのままゴールへ吸い込まれる!
明治安田J3第34節 沼津×栃木は #DAZN で配信中#テレビでDAZN@tochigisc pic.twitter.com/dQ2olmvfGn
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年12月3日
これで暫定の順位は一気に秋田が首位へ。栃木はJ2昇格の権利を再び手元に引き寄せた。
そしてこのまま全会場の試合は終了。ガイナーレ鳥取に勝利したブラウブリッツ秋田が、3位からの大逆転で優勝を果たした。
また、最後で追いつき引き分けに持ち込んだ栃木SCが2位に入り、J2昇格の権利を獲得。
逆に77分まで優勝に近づいていたアスルクラロ沼津は、残り13分というところで3位まで転落。明暗が別れる結果になった。
したがって、J2最下位になっていたザスパクサツ群馬は栃木との入れ替えでJ3降格が決定している。