パルマのDFアレッサンドロ・ルカレッリは、クラブでの最多出場記録を更新したことについて、Facebookでメッセージを投稿した。
2008年、名ストライカーだった兄のクリスティアーノとともにパルマに入団したアレッサンドロ。
兄はその後1年でチームを去ったが、彼はその後も最終ラインの要としてプレーし続け、2015年にクラブが破産した際にはキャプテンとして関係者への説明にも追われることになった。
しかし、彼はセリエDまで降格させられたチームに残留し、40歳になった今季ついにセリエBまで戻ってきた。
そして先週のフロジノーネ戦でパルマでの311試合目を迎え、50~60年代に活躍したエルメス・ポッリの最多記録を更新した。
それを受けてアレッサンドロは自身のFacebookに以下のようなメッセージを投稿。ファンに向けて感謝の言葉を述べた。
アレッサンドロ・ルカレッリ
「僕は2008年、パルマにひっそりと入ってきた。
多くの人々は、僕のことを『兄のバーター』として見ている状況だった。
しかし、それから長い時間が経って、皆の尊敬を集められた。ついに、このチームの中心になることが出来た。
この10年以上の間、我々は喜びよりも苦しみを多く経験しなければならなかったね。
しかし、それが我々を一つにしてくれた。僕は皆のもので、皆も僕の一部なんだ。
この311試合、僕は多くのミスを冒してきた。かなりのゴールを許してしまったと思う。
だが、これだけは言える。全力を尽くさなかった試合はない。皆が僕のそばにいることを感じながらユニフォームを着なかった試合はない。
今日、僕は心から皆にお礼を言いたい。パルマの歴史の一部になるチャンスを許してくれた皆に。
誰かが君に聞いたとしよう。『アレッサンドロ・ルカレッリって誰?』と。君は『我々の一員さ』と答えられる。
それは、僕にとって喜びになるよ」