『ANSA』や『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「パルマのキャプテンを務めるDFアレッサンドロ・ルカレッリは、セリエB昇格について話した」と報じた。
来月40歳になるルカレッリ。2008年からパルマでプレーし、2015年の破産後もチームに残留している。キャプテンとしてセリエDから再出発したクラブを支え、2年で2部昇格を成し遂げた。
彼は昇格を果たしたプレーオフの試合後記者会見に臨み、以下のように喜びを語ったという。
アレッサンドロ・ルカレッリ
「今日は自分に約束していたよ。どんな結果になろうとも、一時の感情に流されないようにしようとね。
自分が今どのように感じているか、それを考えている。今の気持ちがあればあと5年はプレーできそうだけどね。あと2〜3日待って、来季どうするか決断を下すよ。
僕はセリエDまでついていった。その決断は心から来たものだ。頭で考えてのものじゃない。なぜなら、そうすることが正しく思えると分かっていたからね。
この旅を続けることは素晴らしいものだ。少なくとも、我々がいるべき場所に近づいているよ。僕はセリエBに戻ってきた。2年前、我々が入ることを許されなかった場所だ。
もしレガ・プロ(3部)に残ることになったら、僕は引退していただろう。でも次はセリエBだ。魅力的だね…。
人々は、我々のことを失敗者だ、脱落者だ、臆病者だと呼んだ。しかし、彼らが間違っていることをピッチで証明してきたよ。
それに反発して、歯を食いしばって、この昇格を掴んだ。多くの苦しい瞬間が報われたんだ。
レガ・プロに入った時には正しい態度で臨まなかった。机上では簡単な試合が待っているかのようだった。
しかし、ダヴェルサ(ロベルト・ダヴェルサ監督)は我々を変えてくれた。よりレガ・プロに適した形にね。
潜在意識の中で、我々は強いと思っていたんだ。もう十分やれると。でも、そうではなかったんだね」
「みんなのために、セリエBへパルマを戻す。そういう任務を持っていた。
2年前、僕は裁判所の前で破産するパルマを代表して話していた。今ここにいるのは奇跡のような気がしている。
僕を後押ししてくれる素晴らしいものだ。そして、それはまだ終わっていない。チームメイトみんなを誇りに思うよ」