『La Repubblica』は17日、「ジャンフランコ・ゾラ氏は、イタリア代表がワールドカップに出場できなくとも悲劇ではないと話した」と報じた。
今回の欧州予選でグループ2位となり、プレーオフに回ることになったイタリア。スウェーデンとの対戦に敗れれば、W杯本大会に出場することができない。
かつて名司令塔、名フリーキッカーとして活躍しながらもロベルト・バッジョとポジションを争うことになったゾラは、今のイタリアは負けても悲劇ではないと語ったという。
ジャンフランコ・ゾラ
(ワールドカップ予選を突破できなければ悲劇か?)
「間違いなく、そうではない。
私は、ドイツがEURO2000に出場できなかったときのことを覚えているんだ。
その失望は、彼らにとって本物の変革を導く触媒になった。ドイツサッカーは世界の頂点に返り咲いた。
イタリアのチームは結果に集中してきた。そして、長期的なパフォーマンスには目を向けてこなかった。
それは、純粋なクオリティを欠いているということでもあったのだ。
私の時代には、自分のポジションに7~8名のオプションがいるほどだったよ。
今のイタリアは、創造性を提供できる選手を生み出すことに苦しんでいる。一方で、スペインは司令塔を多数抱えており、彼らはプレーするためのものを全て手にしているよね」
(プレミアリーグは?)
「イングランドのサッカーのインテンシティは信じられない程だ。
過去には、我々は戦術的なところで上回っていたが、プレミアリーグもその点について大きな進歩を遂げている」
(スクデットは?)
「ナポリが勝つと思うね。彼らが最後まで自分たちのプレーを続けられれば、だけどね」