9月になり、欧州主要リーグの移籍マーケットはクローズドに。

これをもって各チームとも2017-18シーズンを戦うスカッドが整った形だが、無所属選手に関してはもちろんまだ補強が可能である。

そんななか、酒井高徳が所属するハンブルガーSVは、実力派を0円で獲得することになるようだ。

ドイツ『Bild』によれば、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFセヤド・サリホヴィッチの加入が迫っているという。 

サリホヴィッチは1984年生まれの32歳。

とにかく強力な左足を持つサイドアタッカーで、ブンデスリーガで200試合近い出場経験がある。なかでもホッフェンハイムでは9シーズンを過ごし、チームを3部から1部に昇格させる活躍を見せた。

旋風を巻き起こした2008-09シーズンの中心選手であり、ブンデスリーガでも有数のレフティーとして名を馳せた。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一員として、2014年ワールドカップにも出場している。

そんなサリホヴィッチは2015年から中国に活躍の場を移していたが、今年の冬にスイス1部ザンクト・ガレンへと移籍。しかしこの夏で契約が失効し、現在は無所属という扱いになっていた。

ハンブルガーSVでは、FWフィリップ・コスティッチやDFリック・ファン・ドロンゲレンが相次いで負傷しており、現在は5人の負傷者を抱えている。シーズン開幕直後ながら危機的状況となっており、緊急の補強策としてサリホヴィッチに白羽の矢が立ったようだ。

記事によれば、サリホヴィッチはハンブルグでメディカルチェックを受けたとのこと。公式発表が待たれる。

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