『ESPN』は6日、「オーストラリアのアンジュ・ポステコグルー代表監督は、パスサッカーが適していると信じている」と報じた。
8月31日の日本代表戦で0-2と敗北し、さらに5日のタイ戦でも圧倒的に攻めながらも2-1と最小得失点差での勝利となった。
これによってサウジアラビアを上回ることが出来ず、3位でシリアとのプレーオフを戦うことになっている。
この数年間取り組んできたパスサッカーは結局あまり結果を残すことが出来ず、国内の評論家からは批判の的になっている。
しかしポステコグルー監督はその批判を一蹴。この道が正しいという信念は変わらないと宣言した。
アンジュ・ポステコグルー
「私は批判から何の影響も受けない。そして、それらに反応して時間を無駄にしたくもない。全員に好かれるような人間ではない。
私は現在の道を進めるための役割を担っている。そして、こういうことは昔にもあった。
オーストラリアのサッカー界は、10年前に私にツバを吐きかけて追い出したんだ(U-20代表でワールドカップ出場を逃し解任され、ギリシャに渡った)。目新しいことではない。
私の信念は変わらない。このサッカーがオーストラリアに適していると思っている。これをやり遂げる。
タイとの試合も、イライラはしていたが、チームのプレーは見ていて楽しかった。私のチームのプレーは。我々のチームのプレーがだ。
私はオーストラリアサッカーの歴史の影に押し込まれたくはない。他の者のようにはね。
もっと酷い状況を生き残ってきた人間なのだ。何があっても、それは歩み続けるためのモチベーションになる。
なぜなら、私はオーストラリアのサッカーを正しい道に進めたいと思っているからだ。
タイ戦について言えば、これほどまでに一方的な状況の試合は見たことがないと思う。45本のシュートを打って、20本が枠内、3本がポスト。1回はライン上でクリアされた。キーパーは素晴らしいセーブをしていた。
通常、シュートが圧倒的に多ければ結果に繋がるが、今回はそれがなかったということだ」