9月5日、世界各地でワールドカップ予選が行われている。
先日日本に0-2と敗れたオーストラリアは、グループ2位以内を確実にするためにできれば大量点での勝利が求められる状況。
対戦するのは最下位で敗退が決まっているタイということで、勝利の可能性は高いと考えられていた。
しかし、オーストラリアは序盤からボールは支配するものの、5バックでしっかり守ってくるタイのシステムを崩しきれず。
事態を打開するため、後半にはケイヒルに代えてロビー・クルーズ、DFガースバックに代えてFWトロイージを入れるなど攻撃的に仕掛けていった。
ようやく先制点が入ったのは69分。アーロン・ムーイの左サイドからのクロスを、トミ・ユリッチがヘッド!苦しい中でついに均衡を破る。
ところがその13分後、攻撃的布陣が仇となる形で外を破られ、折り返しをタイのMFポックロー・アナンに決められてしまう。
82分という段階で追いつかれてしまったオーストラリアは絶体絶命の状況となったが、それを救ったのはマシュー・レッキー。
コーナーキックからのこぼれ球をペナルティエリアで受け、左足で押し込む!厳しい状況の中、様々な役割でチームに貢献してきた今予選の功労者が結果を残した。
オーストラリアはこのリードを守って2-1で勝利。勝点を19に伸ばしたものの、加えられた得失点差はわずか+1と最小となり、サウジアラビアを上回ることが出来なかった。
日本がサウジアラビアに勝利するか引き分ければオーストラリアが突破。日本が負ければサウジアラビアが2位となり、オーストラリアはプレーオフに回る。