ハリルジャパン、ここに来て運が向いてきたか…。
29日、ワールドカップ・アジア3次予選のUAE対サウジアラビアの試合が行われた。
残り2試合を連勝し、さらに大量点を奪えばまだ3位浮上の可能性があるUAE。大黒柱のオマル・アブドゥルラフマンは怪我のためにベンチから外れた。
しかし、そのダメージを大きく感じさせないようなパフォーマンスを序盤から見せた。
新監督エドガルド・バウサが導入した4-3-1-2が選手のフレッシュさを取り戻させたか、固さが見えるサウジアラビアとは対照的な動きだった。
その中で20分には微妙な判定からPKで失点してしまうも、その後すぐにエースのアリ・マブフートがヒールでの持ち出しから素晴らしいゴールを決めて追いついてみせた。
サウジアラビアはワールドカップ出場が近づいたプレッシャーからか、上記のように固さが目立つ内容で、簡単なパスミスが目立つ展開だった。
そして前半は1-1で終了する。
後半は勝てばワールドカップ出場が近づくサウジアラビアが反撃を見せるも、追加点を決めたのはUAE!60分、奇しくもハリルホジッチと同系統の名前であるアハマド・ハリルが、弾丸のようなミドルシュートを決めたのだ。
この後サウジアラビアは怪我を抱えているアル・アビドやアル・シーフリを早めに交代させていくも、UAEの守備をなかなか破れず。
試合はこのまま2-1で終了し、僅かな望みを残すUAEが勝点3を獲得。逆にサウジアラビアは最後の日本戦での勝利が必須条件となった。
そして我らが日本代表はこの後の2試合で勝点3を取れなくてもワールドカップ出場が決定する状況となった。もしオーストラリアに敗れたとしても、サウジアラビアに引き分け以上なら出場が可能だ。