また、サイドを疾走する2人の大卒ルーキーにも注目だ。

中央大出身の古橋は、思い切りの良いドリブルと冷静なフィニッシュを披露。24試合で5ゴール・7アシスト(アシスト数はリーグ2位)の成績は立派の一言である。

一方、阪南大出身の大本は、右ウイング・右サイドバックどちらのポジションでもハイレベルに機能。精力的なアップダウンで右サイドを制圧する背番号17は、“和製コルシア(今季からセビージャに移籍したフランス代表)”と呼ぶにふさわしい。

そして、チームの中心となっているのが、キャプテンの庄司。

昨季はレノファ山口でパスサッカーを支え、今季は岐阜で不動のアンカーとして活躍する。シシーニョがチームの頭脳なら、庄司はチームの心臓だ。

気の利いたポジショニングが魅力の背番号10は絶対的な存在で、替えがきかない。次節のザスパクサツ群馬戦は出場停止となるだけに、代わりに誰が起用されるか注目が集まる。

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