ケレタロ

なんといってもメキシコリーグの強烈な個性といえばケレタロFCである。

あの元ブラジル代表FWロナウジーニョを獲得したことで非常に大きな話題になったこのクラブは、あまりにもスゴイ方法で残留を果たしたことがあるのだ。

2012-13シーズンで最下位になってしまったケレタロは、2部に降格することが決定した。

しかし、それを由としなかったのがオーナーのグルーポ・デルフィネス。

彼らはハグアレス・デ・チアパスという他のクラブをTVアステカから買い取ると、本拠地をケレタロに移し、さらにチーム名もエンブレムも「ケレタロ」に変えちゃったのだ!

降格したチームの所有者が、他の1部のクラブを買い取って中身をそっくり入れ替える…こんなことあっていいのか!

当時もこれにはかなりの批判があったようなのだが、メキシコは伝統的にオーナーの力が強く、法の穴をくぐり抜けたような形でもあったため、問題なく成功したということだ。

おそらくこんな経歴を持っているクラブは、世界にも例を見ないはずだ…。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介