ロシアで開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ。
同大会は4年に一度開催されており、ホスト国と前回ワールドカップ王者、世界6大陸の選手権を制した合計8チームが2組に分かれ、各上位2チームが準決勝へ進出する。
25日はグループステージの最終日。B組の最終節、チリ対オーストラリアは予想外の展開となった。
序盤は引き分けでも突破が決まるチリが主導権を握ったが、突破には最低でも勝利が必要なオーストラリアは、この時間帯を無失点で耐えると、チリがペースダウンした30分頃から反撃。
36分、抜け出したマッシモ・ルオンゴのシュートはこの試合から復帰したチリのGKクラウディオ・ブラボに防がれるが、42分、ジェームズ・トロイージが混戦からのこぼれ球を押し込み、先制に成功する。
チリは後半に入り、交代カードを切って反撃を試みるが、疲労からかギアが上がらない。逆にもう1点を奪えば得失点差でチリを逆転するオーストラリアが、効率的な攻撃でチャンスを創出する。
しかし、67分、チリはエドゥアルド・バルガスが頭で落としたボールを、途中出場のマルティン・ロドリゲスが押し込み、非常に苦しい時間帯で同点に。
すると、その後はチリが息を吹き返し、一進一退の攻防となったものの得点は生まれず、1-1の引き分けで終了した。
同時刻に行われたもう1試合でドイツがカメルーンに勝利したため、チリはグループ首位から転落したが、2位での通過が決定。準決勝で、ポルトガルと対戦することになった。