ロシアで開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ。

同大会は4年に一度開催されており、ホスト国と前回ワールドカップ王者、世界6大陸の選手権を制した合計8チームが2組に分かれ、各上位2チームが準決勝へ進出する。

大会はいよいよグループステージの最終節へ。25日はA組の2試合が同時刻に開催され、メキシコ対ロシアは2-1でメキシコが勝利した。

引き分け以上でグループ突破が決まるメキシコに対し、突破には勝利が求められる開催国のロシア。

前半は、ロシアの狙いが功を奏した。ボールを支配したのはメキシコだったが、ロシアは自陣で奪ってからの縦に速い攻撃で相手のゴールを脅かす。

二度ペナルティーエリア内で倒された場面では笛をもらえなかったものの、25分、波状攻撃から、最後はアレクサンドル・サメドフが押し込んで先制に成功する。

しかし、メキシコもすぐに反撃。セットプレーの二次攻撃から、クロスボールをネストル・アラウホが頭で合わせ同点に追い付く。

戦略通りに試合を運びながら、アドバンテージを持つ空中戦で失点したロシア。さらに、思わぬ形からゴールを献上する。

52分、メキシコの放り込みにGKイーゴリ・アキンフェエフがエリアを飛び出して対応しようとしたが、イルビン・ロサーノとの競り合いに負け、勝ち越しを許してしまったのだ。

ロシアはこれで勝ち抜けには2点が必要に。しかし、さらにユーリ・ジルコフが2枚目のイエローカードを受け退場。数的不利となった後も地元の声援を受け反撃を試みたが、試合巧者のメキシコに難なく逃げ切られた。

その結果、メキシコのグループ突破とロシアのグループ敗退が決定している。

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