フランチェスコ・トッティのローマにおけるラストシーズンにもなった2016-17シーズン。チームの年間最優秀選手に選ばれたのは、ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランだった。
その彼が今季最も手強かった対戦相手を明かしてくれた。
ラジャ・ナインゴラン(ローマMF)
「今季最もタフだった相手選手だって?
そうだな、ナポリのジョルジーニョは難しい相手だった。とはいえ、それは想像しているようなものではないよ。
彼は常にタイトにプレーする、1メートルのパスだね。捕まえたり、邪魔したりするのが難しいんだよ。
そして、こちらが疲れてしまう。常にボールを速く動かすからね。彼自身は動くことなく。
彼に対して俺が滅茶苦茶困っているということではない。
でも、ボールに追いついて彼がやろうとしてることを妨害するために、多くのエネルギーを消費させられるんだよ。
それが時にとても難しいのさ」
ナインゴランにここまで言わせるとは…。そのジョルジーニョことジョルジェ・ルイズ・フレッロ・フィリョは、ナポリに所属するMF。
1991年生まれの25歳で、ブラジル生まれながらイタリア代表に転向した選手だ。攻守に精力的なプレーを見せられるMFで、水準以上のボールスキルや展開力だけでなく、バロテッリやピルロを封じるなど守備能力も評価されている。