各地で導入に向けたテストが行われているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度。
先日韓国で行われたU-20ワールドカップで採用され、今週末からロシアで開催されるコンフェデレーションズカップ2017でもテストされる。
このほど、そんなコンフェデレーションズカップ2017に向けたVARおよびゴールラインテクノロジーに関するFIFAのメディアブリーフィングが行われた(「YouTubeで見る」からご覧ください)。
このブリーフィングにはFIFAのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるマルコ・ファン・バステン、FIFA審判委員長のマッシモ・ブサッカらが出席。
このなかで、U-20ワールドカップでテストしたVARに関するあるデータが明かされたという。
FIFA say 12 decisions changed using video referees in 52 games at Under-20 World Cup; 7 decisions affected outcome of game. #SSNHQ
— Bryan Swanson (@skysports_bryan) 2017年6月15日
『Sky Sports』のブライアン・スワンソン記者によれば、全52試合の中でVARによって12の判定が変わり、うち7つが試合の結果を左右したのだそうだ。
52試合で12度ということは、およそ5試合に1つはVARによってジャッジが変わったということである。
VARの判定が必ずしも正しいとは限らないが、ビデオを用い複数人が協議しているという点で客観性は高まる。VARの導入によって、ミスジャッジは減っていくのだろうか?