先日行われた親善試合の模様が大きな話題になっている。

13日にパリのスタッド・ドゥ・フランスで開催されたフランス代表対イングランド代表のゲームだ。

選手の入場と共に流れたのは、イギリスの国民的ロックバンドであるOasisの名曲『Don't Look Back in Anger』。

これは、5月に発生したマンチェスターでの自爆テロ追悼式典において、黙祷の後に合唱されたことを受けてのものだ。

マンチェスター出身の国民的バンドであるOasisの、「怒りに変えてはいけない」という歌詞を持つ代表曲だ。1人の女性が歌い出したあと周りの参列者にも広がっていた光景は、世界的に大きな話題になった。それを受けての演奏である。

続いてはフランス国家の「ラ・マルセイエーズ」。その合唱が終わると、今度は…。

イギリス国歌の「God Save the Queen」の演奏が始まると、フランスのサポーターも一層強い歌声で大合唱。そして大きな拍手…。

悲しいテロ事件を経験した両国がサッカーで強い連帯を見せ、これからも共に立ち向かっていくことを示した場面だった。

世界に広がる暴力の渦の中で多くの被害を出したイギリスとフランス。その感動の光景に話題が集まっているようだ。

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