先月末に始まったトゥーロン国際大会も10日に決勝戦が行われ、イングランドの2大会連続6度目の優勝で幕を閉じた。

日本と同じA組を無敗で首位通過し、準決勝でスコットランドとの英国対決を制したイングランド。決勝の相手はB組を首位で突破すると、準決勝ではチェコを撃破したコートジボワールだ。

イングランドは14分、デイヴィッド・ブルックスのゴールで先制に成功する。しかし、前半アディショナルタイムに獲得したPKを相手の守護神エル・ハジ・ダンテに防がれると、後半は劣勢を強いられる。

押し込まれる中で17歳のGKライアン・スコフィールドの好セーブによって難を逃れていたが、試合終了間際、今度はコートジボワールに痛恨のPKを献上。これをアケ・ロバに決められ、土壇場で同点とされてしまう。

同大会に延長はなく、試合はPK戦へ。イングランドにとっては嫌な雰囲気の中でのPK戦となったが、ここでもスコフィールドがコートジボワールの4人目のシュートを足でブロック。一方のイングランドは5人全員が成功し、勝敗は決した。

長い歴史を持つトゥーロンで連覇を成し遂げたイングランド。

現在、U-20ワールドカップが韓国で開催されているが、こちらに派遣したチームも決勝へ進んでおり、11日にベネズエラと大会初優勝をかけて対戦する。

ユース年代の育成が成功していることを、確かな結果で示している。A代表は期待を裏切り続けているが、近い将来、彼らの黄金時代が到来することになるのだろうか。

なお、今大会の最優秀選手には、この試合で先制ゴールを決めたデイヴィッド・ブルックスが選出されている。

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