佳境を迎えるU-20ワールドカップ。8日に行われた準決勝のウルグアイ対ベネズエラは、劇的な展開となった。

先制したのはウルグアイだ。後半始まってすぐにPKを獲得し、主将のニコラス・デ・ラ・クルスがこれを冷静に決める。

この1点で堅守のウルグアイが逃げ切るかに思われた。しかし、後半アディショナルタイム、ベネズエラはサムエル・ソサがフリーキックを決めて土壇場で同点に!

試合は延長戦でも決着がつかず、『ABBA』方式のPK戦へ。ともに1人が外して迎えた5人目は、両チームの主将同士がキッカーとなったが、ここで明暗が分かれた。

ベネズエラはヤンヘル・エレーラがしっかり決めたのに対し、ウルグアイは試合中にはPKで先制点を決めたデ・ラ・クルスが相手GKウイケル・ファリニェスに防がれ勝負あり。

日本を倒した両者による南米勢対決はベネズエラが熱戦を制し、男女を通じて史上初めてFIFAの国際大会で決勝進出を決めた。

残り数分を守り切れず、まさかの敗退となったウルグアイ。今年のU-20南米選手権を制した時もベネズエラには0-3で敗れており、再び苦杯を舐めることとなった。

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