ポルトガルで物議を醸すPKジャッジがあった。
2部リーグ第41節、スポルティング・リスボンB対アカデミカ・コインブラ戦で…(動画59分45秒~)。
アカデミカ側のクロスボールがゴールラインを割りそうになったシーン。ゴール裏でアップしていたスポルティングの控え選手がそれに触れると、主審はなんとPKを指示したのだ。
スポルティングの選手たちは抗議するも、判定は変わらず。このPKを決めて同点としたアカデミカが、2-1で逆転勝ちする結果となった。
Sporting Lisbon B substitute concedes penalty in moment of madness as he handles the ball whilst warming up https://t.co/LoYFv6ms5n pic.twitter.com/EOTzyYW0bs
— MailOnline Sport (@MailSport) 2017年5月16日
こんなPKジャッジは見たことがないが、実はサッカー競技規則にはこう記されている。
第3条 競技者
7. フィールド上の部外者
次の者がプレーを妨害しており、プレーが停止された場合:
• チーム役員、交代要員、交代して退いた競技者または退場を命じられた競技者の場合、直接フリーキックまたはペナルティーキックによりプレーを再開する。
つまり、試合に出ていない選手であっても、(ボックス内で)プレーを妨害した場合にはPKをとられるのだ。主審はこのルールに基づき、ジャッジを下した形。ボールに触れてしまった控え選手には、イエローカードも提示されている。
しっかりとラインを割ってから触れればよかっただけなのだが、試合を分けるような“ワンタッチ”になってしまった。