元イタリア代表監督アリゴ・サッキ氏は、『Gazzetta dello Sport』のコラムでユヴェントスの勝利を予想した。
今夜バルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝を戦うユヴェントス。2015年のファイナルと同じ対戦ということもあり、大きな注目を集めている。
アリゴ・サッキ氏はそれに向けて以下のようにコラムを書き、バルセロナは全面的にユヴェントスより劣っていると主張した。
アリゴ・サッキ
「ユヴェントスは特徴的なチームだ。
バルセロナは現在不安を抱えているチームであるし、それを破れば地位と権威を強化することが出来るだろう。
メッシ、ネイマール、スアレス、イニエスタらがいるチームを倒せば、ユヴェントスの名声は高まり、自尊心も生まれる。そして、チャンピオンズリーグにおける成功の可能性を高めてくれるだろう。
今のバルセロナは、熱意、チームスピリット、強さ、スタミナ、決意、モチベーション、総体的なプレーにおいてユヴェントスにかなわない。
バルセロナには歴史や個々のクオリティがある。しかし、ポゼッションやハイプレッシャー、独自の戦術と言ったものは既に消え失せている。
今のバルセロナは疲れている。僅かな情熱だけしかない。印象づけてやろうという野心が乏しい。
パリ・サンジェルマンの敗北主義と控えめな態度が彼らを勝たせただけだ。
メッシやネイマール、スアレスはもはや異常なモチベーションに支えられてはいない。デポルティーボやマラガのようなレベルの相手にも勝てない。
ユヴェントスの選手のほとんどはチャンピオンズリーグを勝った経験がない。しかし強いキャラクターと鉄の意思を持ち、とてもモチベーションが高い。
アッレグリ監督は本当によくユヴェントスを扱っている。ただ、選手が怖がって受動的になるのを止めなければならないよ」