▼アルゼンチンはボリビアにも負けちゃった。FW陣は世界最強なのになぜ?

編集部H

「元を辿れば、絶対的な権力で南米サッカー界を牛耳っていたフリオ・グロンドーナ元会長の死去(2014年)に繋がるかもしれない。

企業でもワンマン社長っていろいろ問題はあっても、ただいるだけで力の均衡が保たれるでしょ?その軸を失ったもんだから、協会が分裂しちゃった。その後、国内ではリーグ戦が通年の1ステージ制になったり、今年はこの間ようやく始まったけど放映権や賃金未払いなどの問題でなかなか開幕できなかった。

そんな状況下にあっても、元バルサのタタ・マルティノが指揮してるまでは悪くはなかったんだけど、今度こそ優勝と思われたコパ・アメリカ・センテナリオでの失敗(決勝でチリに敗れ2年連続準優勝)がメッシにとってもアルゼンチンにとっても堪えたんじゃないかな(大会後、マルティノ監督は辞任)。

後任のバウサ監督はエクアドルのLDUキトを南米王者に導いた戦術家だけど、いわゆる主流派ではないから大物の選手を自分の戦術に落とし込むほどのカリスマ性はないのかもね」

▼メッシがW杯で見られないのか!ぶっちゃけアルゼンチンはW杯に出場できる?

編集部H

「残りのカードはウルグアイ、ベネズエラ、ペルー、エクアドルだけど、敗退の可能性もあると思うよ。

FIFAは先日の件でメッシに4試合の出場停止を課したけど、協会はこれを軽減するように要求している。

この状況がかえって難しくて、もしメッシがいないと分かればそれに対応した戦術をとる可能性があるけど、軽減されるかもしれないとなると思い切れない。中途半端だよね。さっきの質問の答えにもなるけど、メッシの存在が突き抜けすぎてるがゆえ、他国ならエース級の選手たちもメッシに合わせる形で一つの駒として起用されるから縮こまっちゃってる部分はあると思う。だから早くはっきりさせたほうがいいよ。

それにしてもFIFAとしてはメッシやロナウドのようなスター選手たちにはなんとしても大会に出場してほしいのだと思うけど、異例ともいえる厳しい処分を下したことは不思議だな。普通ならいろいろ勘繰っちゃうくらい厚遇されるものなのにね」

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