スペインからミゲル・アンヘル・ロティーナを監督に招聘し、開幕直後から違いを見せている東京ヴェルディ。
なかでも特筆すべきは守備の堅さであり、ここまでの5試合で喫した失点はわずかに「1」。開幕戦となる徳島ヴォルティス戦こそ1-0で敗れたが、その後は4試合連続でクリーンシートを達成し4連勝を飾っている。
そんなここまでの戦いぶりを象徴するかのようなプレーが先週末のFC岐阜戦であった。
0-0で迎えた33分、岐阜は古橋亨梧が左サイドの深い位置からクロスを送り、このボールに永島悠史が合わせる。
GK柴崎貴広によって防がれるも難波宏明が詰めたことでゴールを割ったかに思われたのだが…ここに飛び込んだのが安在和樹!
危険を察知し一目散にゴールへと駆け寄ると、難波のヘディングに対して身体を投げ出し決死のクリアを見せた。まさに「神クリア」だ。
U-22日本代表として、2016年のAFC U-23選手権に向けた予選を戦った安在。
結局AFC U-23選手権やリオ五輪の登録メンバーには選ばれなかったが、その左足の精度と威力は強烈なインパクトを残した。
このゲームではパスカットからボールを持ち運び、得意の左足から惜しいシュートも放っていた。