3月28日に埼玉で行われたタイ戦。その結果はご存知のことだろうが、皆さんはどのような印象をお持ちだろうか?
試合後に「内容は良くなかったが、勝ったので良し」と語る選手が多かったように、「結果良ければ…」という表現が相応しいゲームであった。
その結果として、今回の日本代表のパフォーマンスについては各方面で様々な感想が上がっている。もはやお決まりの風潮ではあるが、「やっぱり本田はいらないんじゃないか?」「川島を見直した!」「久保のチームになってきた」とポジティブ、ネガティブ問わず多種多様な意見が飛び交う。この雰囲気は見ていて楽しいものである。
さて、少し前書きが長くなってしまったが、今回のコラムでは筆者が代表戦を見ていて感じた一つの疑問点について深く切り込もうと思う。
それは、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が決断した酒井高徳のボランチ起用についてである。