今季からチェルシーでプレーしているフランス代表MFエンゴロ・カンテ。
ビッグクラブ移籍後も桁外れのボール奪取力を見せつけ、世界最高の守備的MFとしての評価を確立している。
そんなカンテに、元フランス代表DFフランク・ルブフがある指摘を行った。『ESPN』が伝えている。
フランク・ルブフ(元フランス代表DF)
「彼は本物のボスだろうか?私はそうは思わない。
彼は並外れたソルジャーであり、戦士だ。
だが、リーダーとしてのパーソナリティも才覚もない。
チェルシーではスターたちの中心にいて、彼は欠くことのできない男だ。コンテも頼りにしている。
だが、決してボスにはなれないだろう。
彼にはボスのゲームがない。ジズー(ジダン)ではないんだよ。
あの子はチェルシーにとっては不可欠だが、ボスではない。無口でシャイだからね。
カンテはそういう才がない。技術的にいっても、チームプレーのなかで彼はリーダーではない。
彼は1試合で80万回ボール奪取をするであろう奴さ(攻撃面が不満?)。
カンテがベンチでも問題はない。だが、ポグバがベンチなら問題だろう。
とはいえ、ディディエ(・デシャン監督)は自分がやりたいことをやるよ。決めるのは1人の人間だけだ。
カンテを正確に要約するフレーズがある。『カンテはモーターだが、パイロットではない』。
彼はチームのモーターにはなれるが、リーダーにはなれない。
そういう才覚がまだないし、プレーもボスや技術的なリーダーになれることを意味していない」
守備者としての能力は評価しつつ、リーダーとしての資質は欠けていると指摘したようだ。
確かに言葉で回りを鼓舞するタイプではないが、それを補って余りあるプレーを見せているはずだが…。
ちなみに、引退後のルフブは活躍の場を広げており、2015年には出演した映画「博士と彼女のセオリー」がアカデミー賞4部門にノミネートされたことが話題にもなった。