2017シーズンからFC東京へ移籍した大久保嘉人だが、デスゴール伝説を持っていることをご存じだろうか。

ヴィッセル神戸時代の2011年にヴァンフォーレ甲府、2012年のガンバ大阪、川崎フロンターレ時代の2013年の大分トリニータ、2014年の大宮アルディージャ、2011年から2014年まで初得点を決めた相手がJ2降格を喫している。2015年の横浜F・マリノスこそJ1残留を果たしたが、2016年の湘南ベルマーレは再びJ2降格とここ6シーズンで5チームと高い降格率を示している。

FC東京は、元祖・デスゴール伝説を持つ前田遼一も所属しており“ダブル・デスゴール伝説”が2トップを組む可能性がある。対戦相手としては非常に脅威と言えるだろう。

さて、今季のJ1でこれまでノーゴールと苦しんできた大久保だが、18日の試合でついに移籍後初得点を記録した。対戦相手は古巣・川崎フロンターレである。後半ロスタイムに止めとなる3点目を決めると、ゴール裏のFC東京サポーターに対して前節の試合後ユニフォームを蹴り上げた件を謝罪するようなパフォーマンスを見せた。

FC東京は、第4節を終え3勝1敗と大型補強が功を奏している。一方、川崎は悔しい今季初黒星となり2勝1分1敗と一歩後退となった。

川崎フロンターレは今季監督交代によりプレシーズンでは先行きを不安視する声もあった。しかし、蓋を開けてみればパスのスタッツも例年通り高いもので、これまで無敗だった。ジンクス通りならJ2降格となるのだが、昨シーズン成績の良かった川崎だけに打ち破ってほしいところだ。

一方、前田はまだゴールがなくこちらの動向も今後追っていきたい。

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