『Corriere dello Sport』は4日、ロベルト・マンチーニ氏のインタビューを掲載した。
かつてインテルでマリオ・バロテッリをデビューさせ、その後マンチェスター・シティにも引き抜いたマンチーニ氏。その後チームは離れたものの、弟子として常に可愛がっていると公言している。
現在フランスのニースでプレーしているバロテッリは、時に大きな活躍も見せるものの、相変わらず波の大きい状況が続き、扱いの難しい選手となっている。
「イタリア代表の監督になりたい」と語ったマンチーニ氏は、その愛弟子について以下のように話し、キャリアに大きなリスクを抱えていると評した。
ロベルト・マンチーニ
(イタリアの若手選手について)
「ロマンチックに言えば、私はイタリア代表の監督になりたいね。いろいろな理由でね。
若いイタリア人には多くのタレントがいる。数年間は本当に良いアッズーリを見られるのではないかと思うよ。
ドメニコ・ベラルディはとても強い。それからベルナルデスキ、キエーザ、ドンナルンマ、ロカテッリ。そしてインテルのガリアルディーニだ」
(バロテッリは?)
「私はマリオのことをよく知っている。インテルでは彼にデビューのチャンスを与えたし、マンチェスター・シティにも連れて行った。
彼は本当にいい男だ。黄金の心を持っている。そしてデビューしたときから高いクオリティを持っていた。
彼はマンチェスター・シティでよくやっていた。ゴールを決めていたし、我々は彼とともにあらゆるものを勝ち取った。
何が起こったのかはわからないし、本当に残念だ。彼はキャリアを投げ捨ててしまうリスクを抱えている。すごいものになる可能性があったそのキャリアをだ。
マリオは私の息子と同じ年齢だ。私は何度も彼と話してきた。理解してくれたと願っている。
おそらく理解していると思うが、彼は若いし、いずれにしてもミスを犯す。
サッカーは人生に似ている。なぜなら、このスポーツにおいての全てのものは、毎日の生活の中にあるからだ。
礼儀正しくあらなければならない。チームメイトとも敵とも上手くやっていかなければならないからだ。ルールを尊重しなければならない。難しい時間にも忍耐強くあらなければならない。
そして、自分を表現するだけの創造性を持たなければならない。サッカーを十分にプレーできる幸運に恵まれた人物は、それを楽しまなければならないんだ」