チェコでの試合中に起きた救助劇が話題になっている。1部リーグ第18節、ボヘミアンズ対スロヴァッコ戦で…。
味方DFと接触したボヘミアンズのGKマルティン・ヴェルコヴェツが失神。すると近くにいた相手FWフランシス・コネが、気道確保のために彼の舌を引き出そうとしたのだ。
『isport』によれば、接触した2人はともに出血していたほか、ヴェルコヴェツは歯にもダメージを負っていたようだ。
ボヘミアンズの監督は、相手選手であるコネの咄嗟の行為に感謝を述べていたという。
ボヘミアンズ監督
「彼に感謝したい。ヴェルコヴェツが舌を飲み込んでしまった際、応急処置をしてくれた。
彼の振る舞いは非常にプロフェッショナルなものだった。彼の行為は何物にも勝るものだった」
一方、コネにとってこれが初めての救助ではなかったそう。
フランシス・コネ(スロヴァッコFW)
「これで4回目だよ。タイで一度、アフリカで2度あったんだ。
(昏倒した際?)選手が舌を飲み込んでいないか、チェックしているんだよ」
気になる2人の状態だが、DFのほうは軽い脳震盪程度。ヴェルコヴェツもCTでの検査で問題は見つからなかったというが、念のために一晩入院するとのこと。