『Gazzetta dello Sport』は21日、「ナポリの会長を務めるアウレリオ・デ・ラウレンティスとマウリツィオ・サリ監督の間に大きな亀裂がある」と報じた。
先日レアル・マドリーに敗れたナポリ。その試合後、デ・ラウレンティス会長はサリ監督の采配を批判し、メディアとファンを驚かせた。
しかし、彼らの亀裂はかなり前から始まっていたという。きっかけは1月29日のパレルモ戦だったそうだ。
引き分けに終わった後、デ・ラウレンティス氏は「監督が間違ったチームを選んだ」と発言し、サリ監督はそれに対して辞任を仄めかし、対立が露わになったという。
また、スポーツディレクターを務めているクリスティアーノ・ジュントーリ氏も、公の場で活動することを許されていない状況を不満に思っているとのことだ。
今ナポリは会長と技術チームの間で緊張があり、メディアへの対応も不確実性を増しているという。
サリ監督の契約は2020年まで残っており、解除条項は800万ユーロであると言われている。
そのため今夏での退任の可能性は決して高くはないとのことだが、ローマやユヴェントスなどが現監督の置き換え候補として考えているとも言われており、今後の去就が注目されそうだ。