ブラジルのパラナ州選手権、アトレチコ・パラナエンセ対コリチーバのクラシコは試合直前に急遽中止となってしまった。
ネット放送をめぐり、両クラブ側とパラナ州サッカー連盟が対立したのが原因だと伝えられている。
そんななか、この試合の前にコリチーバのファンが憲兵に銃撃され亡くなっていたようだ。『Globo』や『ESPN』が伝えている。
Torcedor do Coritiba morre ao ser baleado por PM antes de clássico https://t.co/f5exeLerJP pic.twitter.com/NvS7IbscbL
— globoesportecom (@globoesportecom) 2017年2月19日
Torcedor do Coritiba morre baleado por PM antes de clássico com Atlético-PR https://t.co/oIXeTDWyeR pic.twitter.com/r87D5G7Amr
— Mundo ESPN (@ESPNagora) 2017年2月19日
憲兵たちはコリチーバのファンを、コウト・ペレイラ(コリチーバのホームスタジアム)からアレナ・ダ・バイシャーダ(アトレチコ・パラナエンセのホームスタジアム)までエスコートしようとしていたという(距離的には5kmほど)。
だが、ファンと憲兵との間に混乱が生じ、事態を収束させようとした際に誤って銃が発砲されてしまったと、当局側は発表したようだ。
コウト・ペレイラ前で胸に被弾したコリチーバのファンは15歳の少年だったとされている。彼は病院へと搬送され、手術を受けたものの息を引き取ったという。
すでに当局は事件について捜査中で、当該の憲兵からも聞き取りを行っているとのこと。両チームのサポーターたちは試合日の朝から、街中で何度か衝突していたとも伝えられている。