『Corriere della Sera』は11日、「フィオレンティーナのクロアチア代表FWニコラ・カリニッチは、中国移籍を断ったことについて話した」と報じた。

今冬のマーケットで中国超級リーグの天津権健からオファーを受けていたとされるカリニッチ。契約解除条項は5000万ユーロ(およそ60億円)に設定されていたが、少なくとも3000万ユーロ(およそ36億円)以上の移籍金で打診があったという。

しかしカリニッチは最終的にそのオファーを断り、フィオレンティーナに残留することを決めた。この動きについて聞かれた彼は以下のように話し、お金が全てではないと語ったという。

ニコラ・カリニッチ

「僕が『YES』と言っていれば、あの取引は行われていただろうね。ファビオ・カンナヴァーロ(天津権健監督)は僕に電話をかけてきてくれた。

しかし、僕にとっては、この問題はもう終わっていたんだ。そして、そのドアは2度と開くことはないものだ。

契約解除条項は5000万ユーロ。僕にはそれだけの価値はないよ。それを誰かが支払おうとするなんてあり得ないね」

(中国では数倍の給与を受け取れるという話だったが?)

「これについては言っておきたいことがあるんだ。どれだけのオファーがあったのかは、正確には知らない。しかし、お金は人生の全てではない。

僕は、一年半前にここに来た。サッカーをするためにね。そして、今ここを離れたいとは思っていない。

まだヨーロッパのサッカーで多くのものを見せられる。そう思っているよ」

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