『Mediaset』は5日、「ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、移籍市場で使える資金がないと語った」と報じた。

今冬のマーケットではマルコ・ストラーリ、ジェラール・デウロフェウ、そしてルーカス・オカンポスを獲得したミラン。しかしストラーリはガブリエウとのトレードによる復帰、残りはローンとなっている。

この数年はメネズやターラブなど、事情があって安くなっている選手を取ってくるような状況が続いていたが、今冬は資金さえ使うことができず、マルティン・カセレスの獲得も失敗した。

中国へのクラブ売却交渉もまだ進んでおらず、来月に予定されている取引も行われるのかどうかが不透明な状況になっている。

マーケットを取り仕切るガッリアーニ副会長は取材に対して以下のように話し、そもそも資金が全くないと明かした。

アドリアーノ・ガッリアーニ

「現時点ではチームの結果は出ていない。しかし、説明するのは難しい。なぜなら、上手くやれていることが全てのフィットネス分析において明らかになっているからだ。

マルティン・カセレスとは交渉していたが、我々の提示は彼が考えているほどのものではなかった。メディカルチェックは全て合格だったが、個人的な条件で合意に至らなかった。

彼が他のクラブで最高の未来を見いだせることを願っているよ。カセレスは役に立つと思っていた。右でも左でも、中央でもプレーできる。

我々はルーカ・アントネッリとマッティア・デ・シーリョの回復を待つことになるだろう。移籍マーケットは閉じてしまったからね」

(ミランはオカンポス、デウロフェウを獲得したが、両方共ローンだ)

「ローンか、あるいはタダで選手を獲得することを余儀なくされている。これが私の限界だ。トッププレイヤーと契約しようと思えば、それだけの元手が必要だ。

彼らは早い段階で才能を伸ばしきれなかった。オカンポスはU-18で世界最高の選手と言われた後、モナコへ行った。デウロフェウはバルセロナのアカデミーで最高のタレントと言われていた。

ポテンシャルがある選手は、それを発揮する可能性がある。かつて我々は世界最高の選手を買っていたが、物事は変わったのだ」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介