ディエゴ・フォルラン
「ドレッシングルームで1~2名の選手が厄介な状況にあるところは何度も見てきたよ。それは普通のことだ。
スタメンでプレーできるのは11名なのに、24名の選手全員が幸せでいられるか?
周りには多くのオファーがある。選手は自然に考える。もしどこかで明日2倍の給与を貰えるとすれば、どうするか?
サッカーが仕事ではないなら問題ではないだろう。しかし、大部分の選手にとって、サッカーは仕事なのだ。
私は本当に試合を愛しているし、それによってお金をもらえることに感謝している。しかし、結局のところ、それも仕事なのだ。
ファンを持つことは素晴らしい。しかし同じように、家族に対して適切なことをしなければならない。
契約があるのにクラブを去ることは理想的とはいえないが、メンフィス・デパイやモルガン・シュナイデルリンのようなプレーしていない選手には起こることだ。
パイェットのチームメイトは、もはや彼を排除しようとしていると聞く。しかし、状況は早く解決するものだとも思う。
私はこれまで選手が誰かと争うところを見てきた。そしてゆっくりとチームに戻ってくる。謝罪する。1~2試合いいプレーをすれば、人々はすぐに忘れる。
ファンは繊細な記憶を持つが、悪いものよりも良い記憶を覚えていたいものなのだ。忠誠の形を考えるといい。パイェットが偉大な選手だから、ファンは愛していたんだ。そうでないなら、そもそも愛されていないんだ。
真実はいずれ出てくるだろう。
パイェットが中国に行くのなら、ファンは正しいということが証明されるだろうね。しかし、減給も受け入れて、個人的な理由でマルセイユに行くとするならば、どうだろうか?
批判の基盤は弱められるよ。売れば、財政的にはクラブのためになる取引だ。
ファンには彼の大きなパフォーマンスとゴールの記憶が残る。それは思い出にする価値はあるのではないか」
渾身のコラム!フォルランの「パイェット擁護」が超アツい
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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