イングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドで共同会長を務めているデイヴィッド・ゴールド氏は、クラブ公式サイトでMFディミトリ・パイェットについてのコメントを発表した。
現在、クラブからの退団を求めて練習をボイコットしているというディミトリ・パイェット。彼に対しては古巣のマルセイユが獲得に乗り出しているという。
『L'Equipe』によれば、提示されている移籍金は2200万ユーロ(およそ26.7億円)+最大ボーナス300万ユーロ(およそ3.6億円)だと言われているが、ウェストハム側は最低でも4000万ユーロ(およそ48.5億円)を求めているようだ。
ゴールド会長は公式サイトで以下のように声明を発表し、これまで与えてきたサポートに対するリスペクトを見せてほしいと語った。
デイヴィッド・ゴールド
「ディミトリ・パイェットがウェストハム・ユナイテッドを離れることを望んでいるという最近の噂は、悲しいものだ。
加入して以来、我々は彼からのあらゆる要求に答えてきた。2016年2月に5年契約を結んだ際には長期的なコミットメントを見せていた。したがって、これは大変残念である。
彼が売り物ではないことは明確にしたい。そして、我々は彼から何らかの忠誠を見たい。スラヴェン・ビリッチ監督、他の選手達、そしてすべてのファンが、彼へのサポートをしてきたんだ。
我々はディミトリ・パイェットに対して、世界で最も優れたリーグでプレーするチャンスを与えたのだ。
彼はその時、フランス代表から離れていた。そこに活躍できるだけのプラットフォームを与え、欧州でも最高クラスの選手にしたのだ。
スラヴェン・ビリッチ監督は彼にプレミアリーグで戦える自信を与えた。そして、彼はウエストハムで見せていた印象的なプレーによってフランス代表に戻る事ができた。
彼は昨年長期の契約にサインした。我々はそれを尊重したいのだ」