9日に行われたFIFAの年間表彰式。

「FIFProワールドイレブン」に選出されたルイス・スアレスの写真を巡って物議を醸したことは昨日お伝えしたが、「年間最優秀選手」に輝いたロナウドに関してもあることでちょっと話題になっている。

FIFAの最優秀選手賞は各国の監督、主将、メディアが1~3位までの3名を選び、集計した総合ポイントで決定する。

ロナウドは2位のメッシを引き離して最優秀選手に輝いたのだが、現イラン代表の指揮官(※)で2008~2010年にポルトガル代表を率いたカルロス・ケイロス監督は、同胞のロナウドを2位、メッシを1位にしていたというのだ。

ケイロス監督は元名古屋グランパスエイト(当時)の指揮官で、2004~2008年にはマンチェスター・ユナイテッドでアレックス・ファーガソン氏のアシスタントコーチを務め、世界的な名声を得た。

その時に加入してきたのが若き日のロナウドである。

彼は後にポルトガル代表を率いた時もロナウドを指導する立場にあった。

にもかかわらず、昨年の欧州選手権、CL、CWCなどタイトルを総なめにした母国の英雄ではなく、最大のライバルであるメッシを1位にしたことに「裏切りではないか?」との声が上がっているのだ。

また、「最優秀監督」の投票でもケイロス監督は、最終的にTOP3に残った現ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督を3候補の中にさえ選んでおらず、そちらでも批判を受けている。

ケイロス監督はこの反応を受け、すぐに自身のFacebookを更新。

ロナウドとサントス監督の受賞を祝福したうえで「過去と同様、誤解を避けるために。私は覚えておきたい、イラン代表の監督は国内16チームの指揮官と共に投票していることを」と弁明している。

※先日、辞任を申し出たことが伝えられている

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