2016年も残すところあと僅かとなったが、今年のサッカー界で起こったことを改めて振り返ってみよう。
1~3月
ガンバの天皇杯連覇で始まった1月は、レアル&アトレティコの両マドリーに補強禁止の処分が下ったり、遠藤翼が日本人で初めてMLSのドラフト1巡目指名を受けたりしたが、なんといってもAFC U-23選手権を制した日本代表が一番!決勝トーナメントは劇的な展開の連続で、決勝の韓国戦でゴールを決めた浅野の“ジャガーポーズ”は一般層にも知れ渡った。
2月には本田圭佑の約1年4か月ぶりのゴールにミラニスタおじさんがブッ壊れるといったことも(Qolyで)話題に。ただ世界的にはFIFA会長選だろう。一時は泥沼化した騒動も過去のことで、イタリア人ジャンニ・インファンティーノ会長のもとで再び落ち着きを取り戻している。
3月はなでしこジャパンのリオ五輪予選敗退が何より残念であった。一方、レスターの岡崎がニューカッスル戦で歴史に残るオーバーヘッドをマーク!今季は厳しい状況に置かれているが、現地で「世界一幸せな男」とも言われるあの屈託のない笑顔をまた見せてほしい。
4~6月
4月は天災に見舞われた月だ。日本では熊本地震が発生しJ2のロアッソ熊本が影響を受けたが、エクアドルでも大地震によってリーグ戦が中断される事態となった。
欧州のシーズン閉幕を迎えた5月は、レアル・マドリーのCL制覇以上にレスターのプレミア優勝だろう。100年に一度あるかどうかの快挙に世界中が驚いたが、岡崎がその一員であった事実は日本人として誇らしいことだ。
6月はリーグ戦も終わり、代表戦のシーズン。100周年ということで2年連続で開催されたコパ・アメリカ・センテナリオでは、チリ代表がアルゼンチンを下して二連覇を達成した。敗れたアルゼンチンはメッシが一時代表引退を発表しマルティノ監督が辞任と騒動に。その後メッシは復帰したが、チームは新指揮官のもとで南米予選敗退の危機に直面している。