ウェールズのザ・ニュー・セインツが公式戦26連勝を達成し、44年前に作られた世界記録に並んだようだ。『BBC』が伝えている。
ニュー・セインツは、ウェルシュ・プレミアリーグ5連覇中でここ2シーズン連続で国内トレブル(3冠)を達成している強豪。
彼らは今年7月、UEFAチャンピオンズリーグ予備選の第2戦で、キプロスのアポエル・ニコシアに0-2と敗れた。しかし以降は国内リーグ、3つのカップ戦で連勝街道を突き進み、11月にリーグ新記録となる16連勝を達成すると、ボクシングデー(今月26日)に行われたクブン・ドルイズ戦に4-0と勝利したことで26連勝となり、世界記録に並んだのだという。
これまで44年間この記録を保有し続けたのは名門アヤックスだ。ヨハン・クライフ、ヨハン・ニースケンスらを擁したオランダの伝説的なチームは、1971年10月3日から1972年3月29日にかけて26連勝を達成し、世界記録を打ち立てた。
ちなみに、今季初めにスコットランドのイースト・キルブライドが30連勝しアヤックスから祝福を受けているが、彼らは5部リーグだったためギネス記録には認定されなかったようだ。
ザ・ニュー・セインツを率いるクレイグ・ハリソン監督は「ちょっと非現実的だね」と驚きつつ、「アヤックスとニュー・セインツを比較することに関して、(競争力などの違いから)これまで否定的な報道があったことは承知している。でも、どのレベルでも26試合に勝つことは選手たちの偉大な成果であり、非常に誇りに思うはずだよ」と選手たちを称えた。
ザ・ニュー・セインツは30日に行われるクブン・ドルイズ戦に勝利すると27連勝となり、単独の世界記録樹立となる。国内リーグでは20戦全勝(72得点11失点)で首位を独走しており、記録達成の可能性は高そうだ。