内山 篤(U-19日本代表監督)
「アルゼンチンへの遠征、飛び級ということで久保選手を連れて行ったんですけども。当然彼に対しては慎重にやらなければいけないというのを一番最初に考えなければいけないことで。
U-19もあるしU-17もあるし自チームだとか、そういった部分の彼への負担ををまずしっかり考慮しなければいけない。
ただし皆様ご存知の通り、今西野委員長からも話した通り、U-16である程度のパフォーマンスを発揮してくれたこと、J3で23歳以上の選手ともやってますし、経験を踏まえたなかでのタイミングで連れていきました。
基本的には攻守というところよりも、彼の良さというものを非常に出してあげようという。ですから、ゲームでは2チーム分連れて行ったんですけども、後半の途中から使ってます。
少しスペースができたなかで彼の攻撃でのチャンスメイク、アイディアをより発揮できる状態でプレーさせた時にどうだったのか。
アルゼンチンのU-19のアタックの強い、フィジカル的にもあるなかでも、いくつかそういった良い部分はたくさん出ました。十分に力として出してくれたというのはあります。
なにより、4つ上のU-19の選手がトレーニングから全てリスペクトして、彼の力をしっかり認めていたという雰囲気がありました。チームの中としては。
ですから、いつかは年齢というものを越えてサッカーをしていかなければいけないので、彼が15歳だろうが16歳だろうが、18歳だろうがトップの監督が必要とあればいつでもいけるような準備は日本全体として考えていかなきゃいけない」
U-17ワールドカップは来年10月にインドで、U-20ワールドカップは来年5月から6月にかけて韓国で行われる。