『Calciomercato』は、「ACミランは、1月のマーケットで3名の選手を売却したがっている」と報じた。

今夏中国系コンソーシアムへの株式売却が決定したミランであるが、その交渉は徐々に遅れを見せ、結局正式な妥結は3月3日まで延期された。

それによって1億ユーロ(およそ121.2億円)の保証金が中国系コンソーシアムからフィニンヴェスト(ミランの持株会社)に振り込まれたと言われているが、クラブはこれを補強費としては使えないようだ。

ミランでは現在カルロス・バッカに移籍の噂があるものの、新オーナーになる予定の中国系コンソーシアムからは「売らないでくれ」という通知を行っているという。

そのため、今冬補強を行うために、ミランは3名の選手を退団させることで資金を得る必要があるようだ。

記事によれば、該当するのはブラジル代表FWルイス・アドリアーノ、アルゼンチン代表DFレオネル・バンジョーニ、同代表MFホセ・ソサであるとのこと。

しかし、彼らについても今季の活躍があまりないことから、移籍金を支払ってまで獲得したいクラブが少ないようだ。

バンジョーニに対してはトリノとセビージャが関心を寄せているが、どちらもローンで契約したいと考えているとのこと。

ソサとアドリアーノについても有力な移籍先はなく、ミランは最低でも給与を削減したいということでローンでの動きを検討しているようだ。

このところの苦しい経済状態がまだ続いている中、モンテッラ新監督はミランをセリエA5位にまで持ち上げてきた。チャンピオンズリーグ出場権獲得を目標にするならば、もう少しの上積みが必要になりそうだが…。

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