11月を迎え、レギュラーシーズンを終えたJ1、佳境を迎えているJ2共々、徐々に来シーズンへ関心が移りつつある時期となった。
この時期活発になるのは各クラブの補強動向。そこで今回も「Jに来るかもしれない外国人選手」と題し、10名の外国人選手を紹介する。
ただ、ここで気になるのは、Jリーグが来シーズンに採用する外国籍選手登録の拡大だ。
Jリーグは来シーズンから外国人選手登録枠を従来の「3名+アジア枠+提携国枠」から、国籍を問わず「5名」までに変更することが確実視されている(試合出場に関しては現行の「3名+アジア枠か定型国枠」になる可能性が高い)。つまり来シーズンは全クラブが例年よりも多くの外国人を保有することが可能になるのだ。
さらに巨額の放映権収入のニュースもあり、来シーズンは一層外国人選手の移籍が活発になることが予想される。
今回はこういった最新事情を踏まえ、「フリーではない人気選手」も何人かピックアップしてみた。以前よりも取り上げる選手の知名度は上がっていると自負している。
厳選に厳選を重ねた選手達。ぜひご覧いただきたい。
オスマール・バルバ
国籍:スペイン
ポジション:DF/MF
年齢:28歳
所属:FCソウル (KOR)
韓国サッカー界で「現在のKリーグで最も優れた選手」との評価を持つ左利きの守備的MF。左足から繰り出される長短のパスは正確で、直接FKも強烈。また本職はCBで空中戦も強く、セットプレーでの得点源としても魅力的な選手だ。
FCソウルは本日(11/6)、ライバルの全北現代を下しKリーグ1部優勝を達成。オスマール自身もフル出場し優勝に貢献。韓国メディアからは「彼こそリーグ年間MVPにふさわしい」と称賛されている。
オスマールとソウルとの契約は今シーズン限りであるとのこと。これまでの活躍からソウル側は延長オファーを提示することが予想されるものの、ディフェンス面で課題を抱える多くのアジアクラブから熱視線を注がれるのは間違いない。
J入りの可能性は決して高くないが、「FCソウルで3バックシステムを経験済み」「長身で左利き」「ビルドアップ能力が高い」などの点から需要がマッチする浦和が全力で獲得に動くことも十分考えられる。
【Jに来るかも知れない度】★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★