ゼロックス・スーパーカップが終わり、いよいよJリーグの季節が近付いてきた。そしてJリーグと共に気になるのが、23日に開幕するAFCチャンピオンズリーグ、通称ACLだ。
日本を代表してACLに臨む、広島・G大阪・浦和・FC東京の選手たちが、スローガンのボードを持ってフォトセッション。 https://t.co/MRd3QFQ0aE #Jリーグ pic.twitter.com/r42HzsMGMy
— Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL (@jsgoal) 2016, 2月 18
今年もJリーグから、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京の4チームが出場し、アジアの頂点を目指して各国の強豪クラブらとしのぎを削る。今回は彼らが挑むACL東地区の展望と注目選手を紹介したい。
なお注目選手に関しては、今冬にアジアのサッカー界を騒がせた「大物外国人選手」ではなく、あえてアジアの選手に注目してみた。
サッカーは11人で行うスポーツ。知名度が高い外国人選手だけでなく、実力のあるアジアの選手を知ることで近年盛んに報じられている「アジアサッカー全体のレベルアップ」を体感してほしい。
グループE
全北現代(韓国)
江蘇FC(中国)
ビンズオン(ベトナム)
FC東京
<展望>
今冬に多くの韓国代表クラスの選手を獲得した全北現代を、同じく大型補強を敢行した江蘇FC、FC東京が追う展開になりそう。
全北はドバイ合宿中に香川真司選手擁するドルトムントやロコモティフ・モスクワと対戦。いずれも敗れたが、韓国代表MFキム・ボギョン(26)、ブラジル人FWリカルド・ロペス(25)ら新加入組がチーム戦術にフィットした。唯一にして最大の弱点は、開幕直前に上海緑地申花へ旅立った韓国代表DFキム・ギヒ(26)が抜けたCB陣か。
江蘇FCも、チェルシーからMFラミレス(28)、シャフタールからMFアレックス・テイシェイラ(26)、UAEのアル・シャバブ・ドバイからFWジョー(28)を「爆買い」し勢いに乗る。
FC東京は組織力の高さで他チームを大きく上回るものの、DF陣の高さ不足が気掛かり。他の3チームに比べ戦力で劣るビンズオンはかつて札幌でプレーした経験を持つベトナム代表FWレ・コン・ビン(30)を生かしたカウンターで番狂わせを狙う。