24日、カタールサッカー協会は「ホルヘ・フォサッティ氏を新たな代表監督として招聘した」と公式発表した。
2022年には自国開催のワールドカップを控えているカタール。それに向けて国をあげての強化が進んでいる。
しかし今回の最終予選では、第1節でイラン、第2節でウズベキスタンを相手に敗北してしまった。
実力的には抜けている韓国が同グループであることを考えれば、3位を争う相手に敗れたことは致命的であった。
それを受けてカタールサッカー協会はチームを率いていたダニエル・カレーニョ前監督を解任することを決定。同じホルヘ・フォサッティ氏を招聘することに決めた。
かつてウルグアイの代表チームを率いたこともあるフォサッティ氏は、カタール代表にも2008年以来の復帰。アル・ラーヤンの指揮官を務めていたが、そちらは退任することになり、ミカエル・ラウドルップ氏が後を継いでいる。
そして26日にはフォサッティ新体制初のメンバーを発表した。
そこには今年ついにカタール代表に入ったホドリゴ・タバタに加え、往年の名FWセバスチャン・ソリア、期待の若手アリ・アサドなどが入っているが、メンバーとしては大きな変化はない。
قائمة منتخبنا الوطني لمباراتي كوريا الجنوبية وسوريا ضمن تصفيات كأس العالم #WCQ2018 pic.twitter.com/HwNNu82Rx0
— Qatar Football (@QFA) 2016年9月25日
もしカタールが今回の予選で敗退すれば、2022年大会はワールドカップの歴史上初めて「出場したことのない国がホストを務める」ことになる。
それを避けるためにはグループ二位以内に入るか、三位でプレーオフを勝ち抜くかしかない。「金で開催権を買った」と言われないためには、むしろこの1年間のほうが重要になりそうだが…。