海外でのプレー、活躍を目指す若いフットボーラーたちに向けて、Nikeが恒例の世界的スカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」(※2013年までは「NIKE CHANCE」として実施)をスタートさせた。

「NIKE MOST WANTED」は、現在プロチームに所属していない才能ある若きアスリートを支援するために考案。世界中のフットボーラーがプロへの夢を叶えるための機会を提供するユニークなプロジェクトだ。各国での「ローカルセレクション」、さらにはその代表が挑戦する「グローバルファイナル」が開催され、勝者はイングランドフットボール協会(FA)の本拠地セント・ジョージズ・パークにある「NIKE ACADEMY」への参加権が与えられる。

2016年9月時点で約60名のプレイヤーがプロ契約を結んでいるという「NIKE ACADEMY」。今年春に参加権を勝ち取った日本人の波田野海(聖和学園卒)も、エリートコーチや指導者の下で、プロのフットボーラーになるという夢を実現するため努力を続けている。

「NIKE ACADEMYへの短期留学が始まって2カ月が経ちました。最初、イングランドでの生活は、困ることも多かったですが、今はチームメイトとも打ち解けています。NIKE ACADEMYの仲間は20人くらいで、本当に国籍も人種もバラバラ。ルームメイトになった韓国人のジェイとはすぐに打ち解けて、イングランド人のマイキーとも仲良くしています。練習は週5日あって、試合とオフが1日ずつ。オフにチームでロンドンへ行くと一緒に買い物とかをして、リフレッシュすることもあります」

「この2カ月間でも、仲間がオファーを受けてプロになる姿を見ました。実際、練習にもスカウトが来ていますし、常にチャンスがある場所で、信頼してくれるコーチやスタッフ、仲間、素晴らしい施設や環境でサッカーに集中できて、毎日がすごく充実しています」

一昨年のグローバルファイナルで勝者となった渡邊凌磨は、現在ブンデスリーガ1部のインゴルシュタット04に所属。主にBチームでプレーしているが今夏のプレシーズンではトップチームの試合にも出場した。

彼らに続いて“チャンス”を掴めるかは、自分次第だ。

今回は、「ジャパンファイナル」が10月22日(土)と23日(日)に、埼玉スタジアム2002の第4ピッチおよびレッズランドで開催予定。「グローバルファイナル」は11月23日(水)から28日(月)にかけて、イングランドのセント・ジョージズ・パークで行われる。

参加資格は、「1996年4月2日~2001年4月1日生まれ」、「男性」、「プロ契約選手でないこと」、この3つを満たすこと。セレクションへのエントリーはNike Footballアプリで実施されている。

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