『ESPN』など各メディアは、「国際サッカー連盟(FIFA)は、セルビアサッカー協会によるボヤン・クルキッチ招集を許可しなかった」と報じた。

かつてバルセロナの下部組織で「神童」と評されたボヤン・クルキッチ。2008年2月に17歳と5ヶ月でスペイン代表に招集されている。

その後精神的に不安定になったことによってEURO2008の招集を辞退しているが、9月に行われたW杯予選のアルメニア戦で一試合だけ出場した経験がある。

彼の父親はユーゴスラビア生まれの元サッカー選手である。そのためセルビアサッカー協会は今回ボヤン・クルキッチの招集が可能かどうかをFIFAに問い合わせていたのである。

しかし国際的なサッカーのルールにおいては、ある国の代表で公式戦に出場した場合、他の代表でプレーする資格は原則的に認められない。

セルビアもおそらくこれに関しては理解していたと考えられるが、FIFAはこれらのルールに則って要求を拒否した形になったようだ。

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